Youtube広告で流れている動画の種類は、主にブランディングなどの認知拡大を目的とした広告と、放映した瞬間にコンバージョンを獲得することを目的としたレスポンス広告が挙げられます。その中でも、レスポンス広告は奥が深く難易度が高い広告のひとつです。ブランディングなどの認知を目的としていないため広告を見てくれた視聴者に瞬間的に行動変容を起こしてもらうことを目的としています。
そんな「視聴者の行動変容」を動画広告で起こすには一体どうしたら良いのでしょうか?5つのポイントにまとめました!
【1】美味しいものは先に。
Youtube動画広告では冒頭5秒以降はスキップできるようになっているため(バンパー広告は除く)とにかく頭の5秒はとても重要な「つかみ」となります。そのため、伝えたいことはなるべく冒頭に凝縮する必要があるのです。食事に例えると美味しいものを先に食べるということです。この動画広告においては、美味しいもの(視聴者にとって有益な情報)を後半にとっておくとそのまま見られずにスキップされる可能性が高いです。テレビCMやテレビ番組などスキップの出来ない媒体であればコンテンツを最後まで見てもらうために「引っ張る」ということが可能になりますが、Youtube広告ではそういうわけにはいきません。なので、テレビ番組やテレビCMと同じ感覚で作ると思わぬ落とし穴にハマってしまうのです。
【2】情報は、凝縮する。
テレビ番組コンテンツとスマホやPCをメインとした媒体で流れるウェブ動画コンテンツの大きな違いはどこにあるでしょうか?それは、情報の凝縮量だと言われています。まずはAbemaTVの中の倍速ニュースを思い浮かべてください。倍速ニュースというのは、テレビの報道ではありえない映像とナレーションを早回しにしてニュースをお伝えしているコンテンツです。まさにこれは現代のニーズに応えた企画と言えると思います。視聴環境がテレビとは違い、ウェブ動画ではスマホ視聴がほとんど。スマホでの視聴ということは電車やバスでの移動時間、家事の合間、仕事の休憩中、トイレの中など生活の中で細切れで出てきたスキマ時間がまさにウェブ動画との接触点となります。そこは視聴者の時間を奪い合うライバルもたくさん。友達からのラインにお気に入りのインスタグラムチェック、そして気になるお店のフェイスブックもチェック。動画広告に意識を傾けるのはまさに至難の業とも言えます。だからこそ、動画広告では映像の早送りや、ナレーションを早口で矢継ぎ早に情報を展開することで情報を凝縮して視聴者へ伝えることが必要だと考えています。
【3】オファーやCTAとなる部分は何度でも
Youtubeの動画広告でレスポンス広告を行う場合は、広告が流れている間に動画下のリンクをクリックしてもらうことが目的となります。逆に言うと流れている間しか押すチャンスがありません。なので「この商品を気になった方は今すぐ動画下のリンクをクリック!」というような行動喚起のメッセージを随時動画の中に入れていく必要があります。動画の最後にだけ行動喚起のメッセージを入れるのは、もったいないと思います。冒頭付近に1回、中盤に1回、最後にたたみかけるように2回〜3回。という感じで何度も入れていきます。しかし、ここで注意したいのは「しつこい感じ」に捉えられて視聴者へ不快感を与えるとスキップされますので、それは全体の動画の構成をみながら視聴者の気持ちを高揚させる動線を作ってあげることが重要です。
まとめ
いかがでしたか?まだまだウェブ動画広告はこれから需要がより伸びていく分野です。勝ちパターンはこれからどんどん変化していくでしょう。昨日までの常識が明日には変わっている世界です。その中で、常に視聴者の気持ちに寄り添い、企業のサービスや商品の広告を作ることが大事だと思います。
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