企業の動画の使い道 活用すべきシーンとは?
企業活動において、もはや重要なツールとなっている「動画」。文章や静止画よりも伝えられる情報が多く、分かりやすいため様々な用途で活用されています。SNSは企業とエンドユーザーの接点として重要視されてきており、その中での動画活用はとても効果的だといえます。動画を活用することは企業の売上貢献やブランディング醸成のために今後より幅広い活用が考えられるでしょう。そこでこの記事では企業が動画を活用するシーン・メリット、そして制作するときのポイントをご紹介します!
1:企業が動画を活用するシーン9選
ビジネスにおいて、以下のようなシーンで、動画を活用する事ができます。
- テレビ広告
- Wed広告
- デジタルサイネージ
- 営業
- 採用活動
- マニュアル
- ブランディング
- 社内研修
- ウェビナー
- 展示会
ここからは、それぞれの活用シーンについて解説します。
《テレビ広告》
商品やサービスなどの宣伝のためにテレビのCM枠で流す映像です。たくさんの人数に一気に広告メッセージを届けることができます。また視覚的・聴覚的なインパクトを残すことができます。
〔テレビCM(15秒や30秒)〕
テレビ広告の中で一番数が多いジャンルです。15秒や30秒という決められた時間の中で商品やサービスをアピールします。特にブランドの認知度を向上させるのに効果的です。繰り返し放送や複数の放送局での放送をすることで視聴者に対して定期的にブランドを思い出させることができます。
〔テレビインフォマーシャル(120秒や180秒、29分番組)〕
テレビインフォマーシャルはテレビ広告の中では特殊なジャンルです。主に通販企業がテレビショッピングを行う場所として活用しています。テレビCMとは違って時間が長いので商品を説明し視聴者に対して理解を促すことが可能です。よって商品を電話で注文してもらうことを目的として広告が多いです。
《Web広告》
主に、YouTube等のSNSで配信するWeb広告は、ユーザーの閲覧履歴からその商品・サービスに興味のあるユーザーに向けて配信することができ、購入につながりやすいというメリットがあります。
性別・年齢問わず、様々な幅広い層に一度にリーチできるテレビ広告に対してウェブ広告ではターゲットを絞り、より細やかな広告ができるのが特徴です。
株式会社電通が発表した2023年 日本の広告費の統計データでは、インターネット広告費が3兆3,330億円(前年比107.8%)と過去最高を更新し、前年より2,418億円増加した。またマスコミ四媒体広告費(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)の広告費が2兆3,161億円(前年比96.6%)となり前年比を下回りました。(出典:株式会社電通2024エネン2月27日調査レポートより)
《デジタルサイネージ》
商業施設や公共機関等に設置されている電子看板のことをデジタルサイネージと呼びます。そこに画像や動画の広告を掲載することができます。
デジタルサイネージは、設置されている施設の利用者に広告を配信でき、認知度の向上や購買意欲の促進という効果が期待されます。静止画の看板よりも動きがある事で目に留まりやすいツールです。またデジタルサイネージは自由度が高く、注目デザインコンテンツを制作することができます。また、デザインやコンテンツの変更が簡単であるため、季節やイベントに合わせたキャンペーンを展開することができます。
《営業ツールとして》
営業資料として動画を活用することで、営業活動をスムーズに進められる場合があります。
例えば、プレゼン時に紙資料と併せて動画を見せることでクライアントにイメージをしてもらうことで成約率があがることもあります。また訪問販売が中心の企業であれば訪問先のお客様に商品説明として動画でわかりやすく伝えることで、お客様が安心して商品購入することが出来ます。
《採用活動》
採用活動でも、動画を用いて人材獲得・エントリー数増加を狙う事ができます。
主に、以下のような動画コンテンツがあります。
・業界や企業、職種内容を説明する動画
・社員や社長のインタビュー動画
・会社の経営理念やビジョンについて話す動画
動画を活用する事で、文章では伝えにくい会社の雰囲気等も伝える事ができます。近年では採用ブランディングに力をいれる企業が増えています。採用活動でも企業のブランドを伝えることで採用のミスマッチングを防ぐことができます。この一助となるのが「動画」というツールです。
《マニュアル》
マニュアルには、顧客向けの商品・サービスマニュアルや社内向けの業務マニュアル等があります。
紙面での説明の他に動画のマニュアルを活用する事で、より内容を理解しやすくなります。
これによって、顧客向けのマニュアルであれば満足度向上、社内向けのマニュアルであれば社内教育の効率化といった効果が期待できます。
《ブランディング》
企業イメージや商品のブランディングにも動画は活用できます。
企業の価値観やキャッチコピーを伝える事で、認知度の向上や好感度のアップにつながる可能性があります。
《社内研修》
下記のような社内研修でも動画を使用する企業もあります。
・OJT
・工場の安全研修
・接客マナー研修
・営業研修
社内研修を動画にすることで、ノウハウをわかりやすく伝える事ができます。
研修担当者の負担も減るため、本来の業務に集中する事ができます。
受講者にとっても、時間・場所を問わず、何回でも見て学べるという利点があります。
《ウェビナー》
ウェビナーとは、「Web上で実施するセミナー」の事を言います。
ウェビナー実施により、ウェビナー参加者から顧客、顧客からリピーターと育成する事ができます。
場所を問わず同時に配信可能なため、全国で顧客を獲得する事ができます。
ウェビナーには、ライブ配信と録画配信があり、録画配信を事前に制作するとライブ配信よりも配信トラブルを抑える事ができます。
《展示会》
展示会でも、自社のブースに来場してもらうためにブース前で掲載するティーザー動画や、ブース内で顧客に向けて商品・サービスの説明を行う紹介動画等が活用されています。
2:企業が動画を活用するときのデメリット
動画を活用する事によって様々なメリットがありますが、同時に下記のようなデメリットも存在します。
・自社で制作するとコストと時間がかかる
・クオリティが低いとマイナスイメージを持たれる
動画の需要が高まりつつある中で、その動画制作をどうするかは企業の課題です。しかしながら社内内製化を動画の知識が無いまま行ってしまうと、かえって逆効果になることもあります。デメリットについても、しっかりと把握しておく事が重要です。
3:企業が動画を制作するときのポイント
上記のように、クオリティの低い動画を制作するとデメリットが発生する可能性があります。
そのような事態を避けるためにも、クオリティが高い動画を制作するポイントを3つご紹介します。
・目的と伝えたいメッセージを絞る
・ストーリー性を持たせる
・動画の冒頭で一番伝えたいことを訴求する
《目的と伝えたいメッセージを絞る》
動画の目的や伝えたいメッセージが曖昧な場合、何を伝えたいのかがわからない動画になってしまいます。その動画が伝えたい事をひとつに絞ると良いでしょう。
目的だけでなく、訴求したいターゲットを明確にするとより成果を得られる確率が高まります。
【設定する目的例】
・自社の商品の認知度を上げるために、インパクトのある商品を紹介したい
・今年度10人の新卒社員を獲得するために、自社で働く魅力が伝わる動画を制作したい
《ストーリー性を持たせる》
ストーリー性があると、視聴者が登場人物に感情移入しやすくなります。
それによって、企業や商品への興味・関心を向上させる事ができます。
例えば、登場人物がある商品によって悩みを解決した物語を広告にすると、観ている人はその人物に共感して、商品に魅力を感じやすくなります。
ストーリーを作る場合、動画の冒頭である起承転結の「起」がとても重要です。
動画の冒頭を観て視聴者を惹きつける事ができれば、最後まで視聴し続ける可能性が高まります。
《動画の冒頭で一番伝えたいことを訴求する》
視聴者を惹きつけるのと同時に、伝えたい事を最初に明確に伝えます。
冒頭で何の動画かわからないような内容だと、すぐに視聴をやめてしまう可能性があります。
例えばYouTube広告の場合、限られた時間の中で視聴者の興味を引く事ができなければ、
動画をスキップされてしまいます。
ターゲットに刺さるメッセージを最初に伝えられるかどうかで、動画の効果は大きく変わります。
4:まとめ
動画は、ビジネスのあらゆるシーンにおいて活用する事ができます。
ユーザーの興味を引き、信頼度・好感度を向上するために活用できれば、売上の向上も期待できます。
コストや工数の削減等、様々なメリットもあります。
活用できそうなシーンを探して、必要な場面が見えてきたら動画制作に取り組んでみましょう。
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